ペルー最南端 国境の町タクナ 旅行情報
~南米&世界一周旅行中 個人旅行者必見!
*英雄の町 タクナ*
チリとの戦争の時に戦いの舞台になった、ペルー最南端チリとの国境の町。
現在は週末を中心にチリからの買い物客でにぎわう商業の町になっている。
町の中心部にある見どころや3つの博物館はすべて戦争や近代史をテーマにしている。
毎週日曜日に、パセオシビコ(Paseo Civico)町の中心にあるカテドラル前の広場で市民有志も参加する恒例行事の軍事行進が行われる。
タクナ中心部-おもな見どころ
カテドラル
La Catedral
1875年に建築が開始され、途中チリとの戦争などで工事が中断されたが、1954年に完成した。ネオルネッサンス建築の大聖堂。敬虔なカトリック教徒が足しげく通う場所で、チリのアリカなどより大きく立派な大聖堂であることが地元タクネーニョの自慢。カテドラルのある広場はパセオ・シビコと呼ばれていて、タクナの中心。夜も警官が巡回し安全なエリア。
Calle Callao
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07:00-12:30/15:00-19:30
無休
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アーチ
El Arco
Paseo Civico
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常時
無休
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1959 年8月28日落成。パセオシビコにそびえるモニュメントで、タクナのシンボルマーク、旧100ソル札デザインにも使われた。高さ18mの放射線型アーチのデザインは、太平洋戦争で使われた弾丸の軌跡を モチーフにしている。アーチの台座にはミゲル・グラウ将軍とフランシスコ・ボログネシ将軍のブロンズ像と太平洋戦争の記念プレートが設置されている。
装飾噴水
La Pila Ornamental
1869年にタクナ市に寄贈された、高さ6m、直径6mの噴水。基礎部は花崗岩でできており、古代ギリシャ様式の女神のデザインが施されている。噴水の側に地下に下りる階段があり、チリとの戦争期、噴水の地下からチリに向けて地下道が掘られた歴史がある。現在は噴水地下のスペースがアートショップになっており、タクナ在住の手工芸職人が自分の作品を直売している。
Paseo Civico
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常時 (店:10:00-17:00)
無休 (店:日曜休み)
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パセオシビコ
El Paseo Civico
タクナにアルマス広場はなく、パセオシビコが町の中心。周辺にはレストランやカフェ、銀行や両替屋などがあり、夜遅くまで地元民と観光客で賑わっている。毎週日曜日午前9時頃から1時間前後、軍事パレードが行われる。参加者はペルー軍と学校や職場などのグループ有志などであり、沿道は参加者の家族や友人、観光客などで大変なにぎわいを見せる。
En frente de la catedral
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常時
無休
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歴史博物館
El Museo Historico
1957年に建てられた建物の2階部分が博物館。ペルーの解放・独立時代、ペルー共和国初期、太平洋戦争期などについての近代史を学べる。ペルーの歴史における重要人物の写真や彫像などが置かれている。説明はスペイン語のみでいたってシンプル。見学時間は10分あれば足りる。大きな荷物はカウンターで預け(無料)見学する。1階はタクナ公立図書館。
Calle Apurimac 202
052-428505
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07:45-11:30/13:15-16:30
月曜休み
大人2、子供0.5、学生・シニア1
鉄道博物館
El Museo Ferroviario
鉄道の駅がそのまま博物館になっている。19世紀後半に使用されていた鉄道車両や整備機材などが見学でき、駅舎の部屋の中には古い新聞や切手などが展示されているコーナーがある。博物館正門から延びる線路はチリのアリカまでつながっており、鉄道を再運航する計画もあるらしい。見学の際は、入り口が常に施錠されているので、扉にある呼び鈴を押して係員が開けに来てくれるのを待つ。じっくり見て回って所要30分。
Calle Gregorio Albarracin 526
052-245572
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08:00-17:00
無休
5ソル(5歳未満無料)
セラの家
La Casa de Zela
ペルー独立時に活躍した、フランシスコ・アントニオ・デ・セラが暮らした家。当時のまま残されたコロニアルスタイルの建物は、1961年7月26日にペルーの歴史的建造物として認定された。こじんまりとした建物の中には、セラが当時使っていた私物や、ペルー独立期の資料が展示されている。説明はすべてスペイン語で、所要10分程度の広さ。
Calle zela 542
052-411716
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08:00-12:00/15:00-18:00
無休
大人2
タクナ市民劇場
El Teatro Municipal
1870年にスペイン人のコンスタンティノ・マルティネスによって建てられ、1972年にペルーの歴史美術建造物として指定された。舞台の裏手には、建設時のままのタクナでは珍しい木製の梯子や柱などもそのまま残っている。館内にはタクナ出身の著名人の肖像画などが飾られているが、イベント時以外は外観のみの見学となる。
Pasaje Calderón de la Barca y
2 de mayo
052-411716
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常時(外観のみ)
無休
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ボログネシ通り
Av.Bolognesi
タクナで最もにぎわう繁華街エリア。幹線道路沿いにあり、並木に挟まれた所が遊歩道になっている。その地下にはカプリナ川が流れている。遊歩道エリアには多くのベンチがあり、物売りや観光客で常時にぎわっている。通り沿いには土産物店、レストラン、眼鏡屋、歯医者、病院などが軒を連ねている。夜遅くまで人通りが多く、警官も多く巡回している。
Av. Bolognesi
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常時
無休
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タクナ裁判所
La Casa Jurídica
1929年8月28日にタクナをチリ領からペルー領に引き渡す法律に署名が行われた場所。現役の裁判所であるが、建物の一角に再併合博物館と ギャラリーの部屋があり、自由に見学できる。中にはイギリスから運ばれた歴史ある長テーブルや当時の小物などが展示されている。裁判所のスタッフが歴史に ついて説明をしてくれることもある。見学は10分あれば足りる広さ。
Calle zela 716
052-415225
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08:00-16:00
平日
無料
タクナ鉄道公園
El Parque de la locomotora
緑化された公園で、1859年にアメリカのペンシルベニア州で製造された、モデルNo.3型機関車が設置されている。この機関車は1879年の太平洋戦争においてアリカの丘を守るために、フランシスコ・ブログネシ大佐の命令によりペルー軍を輸送したという歴史がある。チリによる占領中もタクナ-アリカ間を運行し、1940年に壊れた後、修復され、1977年に移設された。
Av. Grau s/n
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常時
無休
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タクナの伝統家屋
La Casa Tradicional
屋根の形に特徴のあるタクナの伝統家屋はタクナ中心部や郊外などで見られる。近代建築と比べて保存に手間がかかり、建築コストも高いため、残念ながら打ち捨てられた状態で残っているものがほとんど。ローカルも写真を撮るくらい珍しくなってきており、手工芸品のデザインモチーフにもなっている。
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入場料は毎年上昇傾向にあり、施設の営業時間や入場料などはしばしば変更される。
児童公園
Parque del niño
土日祝日のみ開いている、有料の公立児童公園。アスレチックのような遊具が充実。スワンボートやゴーカートなどの有料コーナーもあり、お菓子の売り子がいる。小学生以下の子供連れにはオススメ。
Panamericana sur、空港方面
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09:00-18:00
土・日・祝のみオープン
大人1、子供0.5
タクシーで中心部から空港方面へ片道3km、3.5ソル。Panamericana Sur沿いにある。Av.Bolognesi~西行き#5、55、8のバス、片道0.7ソル。
レギア通り
Av. Leguía
道路に挟まれたエリアに遊歩道になっている公園がある。植物で作られた動物やベンチなどがあり、ローカルのデートコースになっている。
Av. Leguía
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常時
無休
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女性の像
La estatura de mujer
パセオ・シビコの一角に設置された像。
Paseo Civico
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常時
無休
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モスク
Babul Islam Mezquita
2008年にパキスタン系移民により、ペルー国で初めて建てられたモスク。
S1沿い。Av. Bolognesiから空港方面への分岐点。
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